派遣社員が仕事をするうえでモチベーションを保つにはどうすればよいのか

「派遣社員として働いているけど、モチベーションが上がらない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。正社員と同じ時間、同じように働いているのに待遇が違うと思うと、仕事を頑張っている意味があるのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。

この記事では、派遣社員の方のモチベーションが上がらないときは誰に相談すればよいのか、また、モチベーションを維持する方法についてご紹介します。

 

1.モチベーションが上がらないときはどこに相談すればよいか


1-1.派遣会社

派遣社員の方が、モチベーションが上がらず悩んでいるときに、まず相談するとよいのが、派遣会社です。とくに営業担当者は、普段からあなたとやりとりをしていますので、話しやすい相手ではないでしょうか。普段から何かあれば相談しているという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、営業担当者へ相談しても、あなたの悩みがすくに改善されないこともあるかもしれません。営業担当者にとっては、あなたの派遣先の会社は重要な顧客です。あなたの悩みを聞いたうえで派遣先の会社に伝えてくれるはずですが、強く改善を求めるのは、立場上難しいこともあります。

そのため、派遣会社に相談するときは、営業担当者ではなく、苦情処理の担当に相談するという方法もあります。苦情処理担当者は派遣先の会社と直接やりとりをすることが少ないため、客観的な立場から、あなたの悩みの相談に乗ってくれるでしょう。

ただし、苦情処理の担当者に相談する場合、営業担当者を飛び越えて直接苦情処理担当者に相談してしまうと、営業担当者との関係が悪くなってしまうことも考えられます。営業担当者には、事前にそのことを伝えておくとよいでしょう。

1-2.派遣先の会社


派遣社員が派遣先の会社に直接相談するのはなかなか難しいかもしれませんが、仕事の割り振りなど、仕事そのものに関する悩みであれば、派遣先の会社に相談する方が解決は早いかもしれません。もちろん、派遣先の会社の受け入れ体制などによって相談しにくいこともあるかもしれませんが、長期的に派遣社員を受け入れている会社であれば、派遣社員であるあなたの悩みについても、親身になって対応してくれるでしょう。

1-3.総合労働相談コーナーなど


各都道府県の労働局や全国の労働基準監督署などには、「総合労働相談コーナー(労働センター)」が設けられています。労働センターは、税金で運営されている公的な機関です。派遣会社や派遣先の会社に相談しても解決しないような悩みについて、相談に乗ってくれるでしょう。

ただし、この窓口は雇用止めや賃金引き下げ、いじめ、パワハラなどの広い分野の労働問題に対応する窓口です。そのため、個人的な悩みなどは対応してもらえないことも考えられます。やはり、まずは派遣会社や派遣先の会社に相談するほうが、解決まで時間がかからずにすむ可能性が高いといえます。

2.モチベーションを維持する方法


それではつぎは、モチベーションを維持する方法を見ていきたいと思います。

2-1.自分なりの目標を設定する


派遣先では、目標が設定されていないことがあるかもしれません。その場合、自分なりに目標を設定してみましょう。また、同僚などと目標を共有し、切磋琢磨しあうのも刺激になるでしょう。モチベーションを維持するために自分なりの目標を設定してみましょう。

2-2.小さい目標から設定する


モチベーションを維持するためには、短期的に達成可能な小さな目標と、長期的に考えることが大切な大きな目標に分けて、段階的に達成していくことが重要です。まずは、小さな目標からチャレンジしましょう。「今日はこれだけできた」といった小さな目標達成でも、成功した体験が積み重なることで自信がつき、さらによい結果を出すことができるでしょう。

2-3.1日のタスクを決める


1ヶ月分のタスクを決めるよりも、その日のタスクを決めるほうが、モチベーションを維持しやすいといえます。日々できることを決めて積み重ねていけば、長期的な大きな目標も達成することができるようになります。

2-4.派遣先で得られるスキルを探す


派遣先での仕事は決まり切った雑務も多いかもしれませんが、参考になる内容も多く、そこから自分が身につけられるスキルもあるはずです。派遣先で自分が吸収できるスキルや技術がないか探し、もしあれば、それを身につけることで、モチベーションを維持することができるかもしれません。

2-5.職場にやりがいを見出す


いつもと同じように見える職場であっても、自分なりのやりがいや楽しみを見つけることもできるかもしれません。たとえば、いつもとは違った手順で仕事を進めてみたり、いままでよりも効率よく仕事をこなす方法を見つけたりするなど、自分なりに楽しめることを見つけてみましょう。毎日の仕事にはりが出て、モチベーションを維持することができるでしょう。

2-6.プライベートを充実させる


毎日仕事ばかりしていると、仕事のことだけを考えがちになります。たまには仕事のことは一切忘れ、思いっきりリフレッシュしましょう。仕事とプライベートを分けて、仕事では目標に向かって集中して取り組み、プライベートでは趣味や休息など、自分の時間を楽しみましょう。

2-7.自分にご褒美をあげる


ちょっとしたご褒美があると、人は頑張れることがあります。「この仕事が終わればお客様に喜んでもらえるだろう」「これができればメンバーの役に立てるかも」など、いまやっている仕事が終わった後の達成感を想像してみることもよい結果につながります。

また、たとえば仕事帰りにショッピングに行こう、週末まで頑張ったら飲みに行こう、といったように、小さなことでも自分にご褒美をあげることがモチベーションの維持につながることがあります。

3.まとめ


モチベーションを維持する方法は、ほかにもいろいろとあります。ここに挙げた方法は、そのなかから数点選んで紹介したに過ぎません。仕事にやりがいを見つけるためには、自分なりの方法を見つけるのが一番です。

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